フィンユールについて

皆様 こんにちは😄

今回は建築家フィンユールについて、お話ししたいと思います。

フィンユールは若い頃から美術史や彫刻に興味を持ち、

多くの美術作品に触れたことで独自の美的感覚を持っていたと言われています。

 

フィンユールは18歳でデンマーク王立芸術アカデミーの建築科に在籍しますが

けん当時の家具科の講師コーア・クリントと全く考えが合わなかったのです😓

 

コーアクリントは伝統的な古代ギリシャや古代エジプト、イギリス家具などを研究し、それらの普遍的な美しさや長所を活かし

デザインをし直すという『リデザイン』という概念をつくりました。

また、人体の寸法、生活道具の分析と研究から標準寸法を確立するなど数字的なロジカルな考え方の人物でした。

 

当時コーア・クリントに学んだデザイナー達が家具デザインの分野で活躍する中、

フィンユールは建築家であるため、家具デザイン、照明器具、テーブルウェアと幅広く活躍し、

その部分でもコーア・クリントと考えが合わずに孤立していったようです😓

その中で、独特の発想力と造形美で世界に認めさせた人物なのです😆

 

 

 

家具の彫刻家とも呼ばれ、細く繊細で座面が浮いているように見える美しいデザインが特徴的です。

そこには木工の専門知識を持っていなかったことが大きな理由とされ、強度や構造を重視してデザインするのではなく、

芸術品としの一面を含んだデザインになったのだと思います。

そのこともありデザインを形にできる人がなかなか見つからず、また家具のことを分かっていないと言われていたそうです。

 

 

 

ここで人生を左右する運命的な出会いがあります✨

1937年に相棒となるキャビネットメーカーの職人ニールスヴォッダーとの出会いです。

フィンユールのイメージをニールスヴォッダーが図面化し家具を製作する関係につながります。

ニールスヴォッダーが構造面、強度の部分でも貢献していたのですね。

その後20年に渡り、パートナーとして数々の名作家具を残していくことになっていきます。

2人がお互いの良さを引き出し合っているのがかっこいいですよね👍

 

最後に

岐阜県高山市にフィンユール邸がございますので

もし、ご興味を持たれましたら一度行ってみられるのもよいかもしれません。

フィンユールの家具に囲まれた空間がございます。

知れば知るほど、面白く、好奇心、物欲が強くなるはずです。

そして、『NV45』などのビンテージが欲しくなるはずです。。。😁

 

弊社ショールームではフィンユールを含め、

有名な北欧デザイナーの名作家具が空間の一部として配置しております。

 

自慢の空間を含めて、ご興味を持たれましたらお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。

最後までお読みいただき有難うございました。

それでは、またお会いいたしましょう。😄

 

写真参照:『デンマークの椅子 織田憲嗣』